ニーチェを読んだ

 人は神を信仰することで精神の安定を手に入れた。

 しかしニーチェはこれをルサンチマンによって虚構をでっちあげる事であると断じた。

 だが現実を直視し、冷徹に人間を見つめると、人生に意味など無いというニヒリズムに行き着く。

 ニヒリズムの虚無にとらわれて生きる意味を失う者が今の日本にたくさんいるだろう。

 ニーチェは虚無を肯定して、人生は何度でも繰り返すに値すると言い切れる生き方を追及した。

 盲目な信仰に頼らず人生を謳歌する考え方の追求。

 ニーチェ仏陀にも一目置いていた。