読んだ

ハインラインSF小説を読んでみた。

リアルさとディティールがすさまじい。

 

ストーリーとしては序盤に立案した計画を最後まで遂行しているだけなんだけど、

終始面白く読んでいられる。

あの計画を実行に移すのはいつだろうかと待ち遠しくなる。(実行するのは最後なんだけど。)

瞬間瞬間の展開の面白さも大事だけど、「待ち遠しさ」は作品全体の面白さを底上げしてくれる。

ドラゴンボールだって、調子に乗ってる悪役をいつ悟空が瞬殺するのかワクワクするし。

 

物語というのは、

・第一にエンターテイメントであること。

・第二に人を良い方向に導くこと。

と思っている。

 

(余談だけどバーナード嬢は人を良い方向に導くエンターテイメントとしてこんな方法があったのか!と思った。)

 

 ここからいまいちまとまってない考え。

 

人を動かすエンターテイメントは、基本的にリアリティが大切だ。

リアリティは作家自身の経験を反映するものから生まれやすい。

作者の作りたいものはなにか。それも変わり続ける。

年を取って知識が増えると、イデオロギー的な主張も組み込みたくなるだろう。

イデオロギー的なマクロな事をリアルというミクロに落として描くのは相当な知識とテクニックが必要だ。実体験を語るなら簡単だが、エンターテイメントの物語のベースに載せないといけないからだ。

だけど、それをやるのがベテランだ。