作家の作風は変わっていくべき

 作家の作風は年月とともに変わっていくべきといえる芸術的評論的観点があると思う。

 なぜなら、変わっていくということは上っ面の表現ではなく作家の魂に近い表現であることの証左であり、魂の変化する過程を見てとれるから。

作家を一人の人間として、作風の変化に人生を見出すから。

ローコンテクスト勢(大衆)はいつまでも変わらないエンターテイメントを求める。

ハイコンテクスト勢(知者)は作家の魂の言葉を求める。