個人と群衆

人間というものは…

個人個人のレベルで見ると、一人ひとりちゃんと自我を持っており、ものを考えることができるんだけど、群衆のレベルで見ると、どいつもこいつもアホばっかりに思えるものだと思う。

 

人は頭がいい。なのに大衆は頭が悪い。なぜ?

 

それは、人が群れを成すには、共通項を旗に掲げるしかないし、その共通項になるほど知性の無いものになってしまうからだと思う。

 

つまり、人がグループを作るには、誰かと共感できることを見つけて、その共感できる事を武器にして徒党を組んでやっていく。共感できる事がグループ内のアイデンティティとなる。

 

共通の体験というものは、グループの人数が増えるほど、インパクトを薄めてしまう。

 

世の中にはいろんな人がいる。だから、そんないろんな人が共通で感じられるエリアは、人数が大きくなるほど反比例で狭くなる。

 

 

多人数化したグループは、誰もが当たり前のようにわかりきっている事実を共通項として掲げ、一体感を得ている。だから頭が悪い感じにならざるをえない。

 

その原則が常に働いている。

だから個人は頭が良くても、群衆レベルになると頭が悪い。

(ちょっと説明うまくいってない)